バランス

今日、文化祭の閉祭式だった。
実行委員の中には泣いてる子もいた。
頑張ったその結果として、涙を流すなり、感動したりする行為は実に素晴らしいものだと思う。
今回の文化祭が始まる前、自分も実行委員として出たいなと思った事がある。
しかし、うちの相方が出ることを先に決めたために断念した。
うちの部は4回生の自分と相方、そして3回生の後輩が幹部として動いている。
その中で、1人が外へ活動の場を移した場合、当然、部の方は苦しくなる。
そういった状況を鑑みた上での断念だった。
正直それでよかったと思う。
もし、自分も実行委員として出ていたら今回の寄席は出来なかっただろうし、そういった事態になり得る事を見越しての決断は、自分にとってもプラスになった。
それに、今日の式中に総括をしている相方を見て、自分はあぁなれないと思った。
彼は人から好かれる、慕われるタイプで、自分とは逆だと思う。
別に妬ましく思わないし、それでいいと思う。
それはバランスがとれてていい。
自分は、水面下で支えることが出来たらそれでいい。
彼が光の部分だとしたら、自分は影の部分で頑張る。
それでいいじゃないか。
物事にはバランスって物がある。
後輩達も幹部をやるようになるけど、常にバランスを見て動ける幹部になって欲しい。
落研という性質上、みんな外へ外へとアピールする姿勢は望ましい。
が、みんながみんなそれでは困る。
誰かが1歩ひいた所で内側を守っていないといけない。
新しい事にチャレンジする姿勢は望ましい。
でも、その一方で守らなければならない伝統もある。
何事もバランス。広い視野を持って欲しいと思う。