スカーレットレター [DVD]、ラブストーリー [DVD]、イルマーレ [DVD]、英語完全征服 特別版 [DVD]

スカーレットレター [DVD]

結構、重い内容。
主人公が刑事で、殺人事件を追っていくのと、刑事自身の三角関係が並行して展開。
愛と死を見つめる作品。
徐々に変わりゆく愛の形をうまく演じるイ・ウンジュ。
愛人の顔を見せたり、母親の顔を見せたり。
ハン・ソッキュ自身の変化とうまく噛み合っている。
しかし、あの事に関するテロップをバンバン打ち込んでくるのはどうだ？
日本版の予告編やらTVスポットやら、その事を全面に押し出しすぎではないのか？
確かにこの作品を最期に彼女は自ら命を絶った。
この作品のストレスが原因であるとも言われている。
真偽の程は定かではない。*1
哀悼の意を表するなら静かに示せばよい。
宣伝材料であるかのように使うのはやめて欲しい。
純粋に楽しむことが出来なくなる人もいるのではないだろうか。
残念だ。

ラブストーリー [DVD]

韓国版「初恋のきた道 [DVD]」っぽい。
母親の青春時代の恋愛を振り返っていく。
現代の娘の恋愛と並行して話が進められていくのだけど、母親の話がメイン。
何だかソン・イェジンがチャン・ツィイーのように見える。
純粋な感じの役が本当に似合っている。
対比させられるように二つの話を見ていると、親子と言うのはこういう所まで似るものなのかなと思わさせられる。
後半の方は「え？そうなの？」的な驚きが満載だった。
特にラストシーンなんか個人的には衝撃を受けた。
素朴な匂いのする恋愛映画。

イルマーレ [DVD]

郵便ポストを介して、過去と現在が繋がる話。
「オーロラの彼方へ [DVD]」だとか「リメンバー・ミー [DVD]」だとか、そっち系。
この2作品は過去と現在との時間が何十年かずれている。
この作品は、過去と現在との時間差が少ない。2年である。
そのせいか、今までの作品とは違った印象。
2年の時間差なら、現実味があるというか、直接関係するというか。
現在に生きている方は過去の訂正が出来る。
そして、過去の訂正をしようとすると、二人の関係がずれてくるっていう。
ジレンマが多いけど、さしてモヤモヤすることも無く、すっきり終わった。

英語完全征服 特別版 [DVD]

英会話スクールの話。
イ・ナヨン扮する、主役のヨンジュの全力投球、でも間が抜けているってのが面白い。
こんな感じの女の子には好感が持てるなぁ。
後半のややこしい感じが痛かったけど。
チャン・ヒョクもこういう映画に強いイメージがある。
イ・ナヨンの走りっぷりとチャン・ヒョクの遊んでる感じがうまく混ざってる。
ほのぼのしてて、素直に笑えた。
温かい気持ちになれる映画。
シリアスな恋愛映画よりも、こういう映画のが好きかな。

*1:その件については、自分なりに色々考えた。けど、こういう場で書くことじゃないわな。