符号化するのはやめてくれ

暑いんだか寒いんだか。
余りの寒気と多量の冷や汗に、学校に着いて、力尽きる。
必要な書類を貰って、すぐ帰宅。
薬を飲んで、睡眠。
短い眠りの中で、夢を見た。
壊れたネオンが光るスラム街を歩いている僕。
その隣を、若い黒人女性達が歓声を上げて走っていく。
手には血みどろの小さなナイフ。
「日本人を3人殺した」と。
そんな事は意に介さず、僕は一軒の古びたゲームセンターに入る。
タバコの煙で煙たい、いかにも不健康な場所。
そこに似つかわしくない少女が2人。姉妹のようだ。
まだ年端もゆかないその子達に声をかける。
「お母さんはどうしたの?」
すると、お姉さんであろう少女は答えた。
「お母さんは男の人とどこかへ行っちゃった。」
店長曰く、両親がいないこの姉妹をここで養っているのだそうだ。
すると、突然、お姉さんの方が苦しみだした。
腹痛を訴えている。僕は店長に病院へ連れて行くように勧めた。
しかし、保険証が無いせいで安易に病院に連れて行くことは出来ない。
と店長に言われた所で目が覚めた。
何なんだ、この夢は。
夢が人間の深層心理を映し出す鏡であるとするならば、この夢は一体僕に何を訴えかけようとしてるのか。
その後も眠り続けたが、一切、夢を見ないままに今日は終わった。