現在

来年が今年になり、今年が去年になる。当たり前の話なんだが。時間は過去から未来に推移するものなんだけど、現在ってのはいつまでたってもやっぱり現在で。今ここにいる、ここにある自分を考えると、けだるさがあるわけで。何だろう。自分が過去に置いてきたもの、失ったもの、自分が未来でつかみとるもの、拾うもの。たくさんあって、何にもない。何にもなくて、たくさんある。色即是空、空即是色。精力的に活動し、繁忙な毎日を送っている。一方で押し寄せる虚無感。心にポッカリ開いた黒い穴。蟻の一穴から始まったそれは、徐々に範囲をひろげ、全てを飲み込み、奪い去る。身体は吹き抜け、がらんどう。唯一残された頭で考える。忙しいということに感けて、考えることをやめるのは簡単なことで、無論、考えないほうが楽だ。楽なことばかりだ。でも、それでは何の解決にもならない。答えはないのかも知れない。答えを見つけようとすることは、至極滑稽でバカらしいのかも知れない。だからこそ、あがいて、どろどろになって、はいつくばってでもあらがう。そういうのが人間なんだよな、結局。ゲラゲラ。はぁ、またうんこみてぇなこと書いてるわ。あはははは。